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◎ 玉ねぎの皮を使った草木染め ◎


先日、玉ねぎを使った調理をした時にとっておいた皮を使って、草木染めをしてみました!

現代の服は色があせず、同じ色を作りやすい化学染料が使われている場合がほとんど。

天然の素材の染料は環境によってだんだんと色が変化して、その趣が楽しめます。着る人とともに変わる世界に1着だけの服を楽しんでみませんか。

玉ねぎの皮を使った草木染め

 

今回、草木染に使った綿の白いシャツです。

写真でお分かりになると思うのですが、肩の部分がかなり透けています。白から「肌色が透けすぎない色」を目指して染めていきたいと思います。

 

【 材料 】

 

染めたい布:天然繊維(綿・麻・絹・羊毛)であると染まりやすい

      です。

 

玉ねぎの皮:約60g〜

水:2ℓ

 

その他:焼きミョウバン、鍋、ボウル、菜箸、ゴム手袋など


草木染めの手順


① 布をしっかり水洗いし、たっぷりとお鍋にお湯を沸かし布の糊を煮て落とし  ます。※今回は10分ほど弱火で煮ました。

 

 

② 玉ねぎの染液を作ります。鍋に2ℓの水と玉ねぎの皮を入れます。皮は手洗

  いの段階で色が溶け出してしまうので、どうしても洗いたい場合はざるに入

  れさっと汚れを落としすぐに鍋に入れます。

 

③ 鍋に火をかけます。弱火で煮立たないくらいであると綺麗な染料

  がとれます。40分ほど煮詰めたら火を止めます。

 

④ ざる、ボウルを使い皮と染液に分けます。

  染液は再び鍋に戻します。

⑤ 水洗いをしていた衣類の水をしっかり絞り、一度広げてしわをとった後、

  染液の入った鍋に入れます。

 

⑥ コンロの火を再点火し、再び弱火で40分ほど煮詰めます。

  染液が少ない場合は均等に浸からないと色むらの原因となるので

  菜箸を使い布を繰り返しつけ直します。

 

⑦ 火を止め30分〜1時間ほど色が染みるのを待ちます。

  この間も色むらができないように十分につけ直します。

 

 

⑧ 布を染液から取り出し、水洗いをします。

⑨ 染物の色を変えるアルミ媒染を作ります。

  ボウルにスーパーなどで売っている焼きミョウバンを少量のお湯でとかし、

  水を入れ混ぜます。ミョウバン16gに対して水2ℓを入れました。

 

⑩ アルミ媒染に布を入れ漬けます。すぐに鮮やかな黄色に変わりはじめるので

  まんべんなく浸してから布を水でよく洗い流します。


しっかりと水洗いし、日陰干しをして完成!


夏休みの課題にどうでしょうか

深みのある綺麗な黄色に仕上ってくれました!

失敗をしないポイントは火をかけるときは常に弱火なことと、色むらができないよう常に染液につけ続けることです。お好みで輪ゴムを使って絞り染めをしてもかわいいですよ。

アルミ媒染に入れずにしっかりと洗って乾かしても濃い茶色に仕上がり素敵です。

是非、自分でオリジナルの色味を楽しんでみてください!