一度食べたらやみつきになる味―。
おいしい小田原の早生玉ねぎの出荷がはじまります。
玉ねぎは毎年のように新品種が生まれ、現在では180種類もあります。
毎年良さそうな新品種のうわさを聞けば、生産者仲間同士で情報共有をして試験的に作って味を確かめてみるそうです。
現在小田原では「ソニック」と「七宝」の栽培が盛んですが、味自慢の「七宝」も1年目は順調に育ちましたが、2年目は病害虫に弱いことが分かりました。
その土地と気候風土に合った栽培ができるかどうか試行錯誤を繰り返して作られているので、現在栽培されている「ソニック」と「七宝」は自信を持って皆さんにお届けできる味なのです。
早生特有の甘味と辛味の少なさはオニオンスライスとしていただくのもおすすめですが過熱をするとさらに甘味が増すのでカレーやオニオンスープにもおすすめです。
小田原の玉ねぎを食べた方からは「また来年も食べたい!」「もう他の玉ねぎは食べられない!」と嬉しい感想をいただいています。
収穫は5月ですが、一足早く玉ねぎ生産者の畑に生育具合を見に行ってきました~!
今回お邪魔したのは下中支部の清水健太さんと久野支部の遠藤国雄さんの畑です。
下中支部 清水健太さん
清水さんは今年からの新規就農者です。後継者・担い手不足に悩む下中地区にとって待望の若手で、出荷の目標も高く設定しており、農業への本気度を感じます。以前はキウイや玉ねぎの栽培をしている同じ下中支部の生産者江川さんのところでお手伝いをしていたので、玉ねぎづくりの経験は豊富です。玉ねぎの品種は「七宝」を栽培しています。
より皆さんに安心して食べてもらえるように農薬は不使用で栽培をしています。現在は草の丈が伸びてきており、除草が大変なのだそうです。環境に優しい栽培ならではの悩みですね。
久野支部 遠藤国雄さん
遠藤さんは市内でも野菜作りが盛んな久野地区で玉ねぎを種の状態から育てています。
毎年他の農家さんが定植する分の苗も作っている玉ねぎ作りのプロです。収量は、昨年が良すぎた為それに比べるとやや減るかな?とのこと。
玉ねぎの品種は「七宝」「ソニック」を栽培しています。
全体的に順調に生育しているとのことで皆さんにお届けできる玉ねぎも良いものとなりそうです。