この時期に収穫が始まるブルーベリーは小田原市石橋地区で栽培されている、ノーザンハイブッシュ系の品種。その名も「エリザベス」と「チャンドラー」。品種の名前も素敵だが、これら品種は粒が大きいことで定評があります。特に「チャンドラー」の一番果(最初にできる果実で一番果が大玉になる)は500円玉くらいの、きわめて大粒になることでも知られています。
「エリザベス」も粒が大きく、しかも酸味と甘味のバランスそして風味がとても良いので、そのまま食べるのにお勧めです。「エリザベス」という名前の由来はイギリス女王にちなんで。。。ではなくて、この品種の改良に貢献した方の名前だそうです。大粒のブルーベリーは冷凍してそのまま食べるとシャーベットみたいで、これからの暑い時期に最適です。
7月下旬からはラビットアイ系の品種、「ティフブルー」と「ホームベル」の収穫が始まります。この品種は果実が熟す前にウサギの目のように赤くなるため「ラビットアイ」という名前がつけられており、生でよく食べられているハイブッシュ系よりも糖度・酸度が高いのが特徴です。ですからジャムをつくるのであればこちらの品種がお勧めです。
“目に良い”ということが広く知られているブルーベリーですが、これはブルーベリーに含まれる色素(ポリフェノール)の「アントシアニン」が視機能を改善するからだそうです。このほかにもブルーベリーに多く含まれているビタミンAには目の網膜を丈夫にし、夜盲症(鳥目)を予防する働きがあります。ブルーベリーは皮ごと全部食べるので無駄なく栄養を摂取でき、その健康効果は目だけにとどまらず、整腸作用、疲労回復、生活習慣病の予防、抗酸化作用など多方面にわたっています。
栄養素 |
効能 |
アントシアニン/ビタミンA |
目の疲れをとる・夜盲症予防(視機能改善) |
食物繊維 |
腸内環境・腸内細菌を整える(整腸作用) |
アントシアニン(ポリフェノール) |
肉体疲労回復・生活習慣病予防 |
ビタミンA /ビタミンC /ビタミン E |
体内につくられた活性酸素を除去(抗酸化作用) |
ビタミンE |
アンチエイジング (抗酸化作用) |
[参考資料:一般社団法人 日本ブルーベリー協会 http://japanblueberry.com/info/series/]
ブルーベリーの収穫時期はこれから8月まで続きますので、この機会にぜひブルーベリーを
お試しください。